介護教員北村圭吾の介護ブログ

介護の現場から介護教員へ転身。介護について介護職と介護職以外の方みんなで考えるブログ

「入居者」と「入所者」

定番の言葉遣いシリーズ

続けていきます

今回のものは
もうずいぶんと前から言われていることですが

「入居者」と「入所者」

何をいまさら

と感じる方もいらっしゃると思いますが

まだまだ定着していないことに
驚くことがありまして

特に経験の長いベテランさんや
管理者経営者クラスの方

また教育者の方までもが

「特養の入所者の方」

と表現されているのを耳にしまして

教育を行う方や先輩
上司の方から変わらないと

後輩や新人職員に
誤った教育をすることになってしまう

と思い投稿させていただくことにしました

介護保険サービスを利用されている方は
全員「利用者」ではありますが

中でも介護施設を利用されている方の中には

「入居者」
の方と
「入所者」
の方がおられます

特別養護老人ホーム(特養)や
認知症対応型共同生活介護施設(グループホーム)
住宅型/介護付有料老人ホーム(有料)や
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)

に拠点を構えてる方は

「入居者」

介護老人保健施設(老健)や
〇〇療養所

などにいらっしゃる方は

「入所者」

となります

(病院等では「入院」となりますね)

両者の違いは

生活拠点がどこにあるか?

になります

生活拠点にいらっしゃる方は
「入居者」

生活拠点が別にある方は
「入所者」

ということですね

街中でよく見かける
新しく建ったマンション等にも

「入居者募集中」

の看板はありますが

「入所者募集中」

とは書かれていませんね


テレビ等メディアでは
「老人ホームの入所者」

という表現を見かけますが
違っている場合が多いです


いつも同じことを繰り返しますが
我々介護職は介護の専門家です

まだまだ決して高くない
介護に対するイメージや評価を上げ

全ての介護職が輝いて働けるように

介護の専門家として
正しい評価をされるためにも

まずは自分たちから
正しい表現をしていきませんか😊