介護教員北村圭吾の介護ブログ

介護の現場から介護教員へ転身。介護について介護職と介護職以外の方みんなで考えるブログ

身体遣い ポイント③「〇〇の安全」

今までの①〜②は

対象者の身体に触れるまでの考え方や関わり

についてでしたが

 


③はいよいよ対象者の身体に触れていきます

 


介助の際の「身体遣い」

 


大切にしているポイントその③は

「介助者の安全」

です😊

 


拍子抜けされた方も

おられるかもしれませんが

 


はい

当然と言えば当然ですね😁

 


この項目こそ

言葉で表現するには限界がありますが

出来るだけ表現してみたいと思います💨

 


介助者の安全が守られない状態では

対象者を安全に介助することは

出来ないですね😊

 


例えば

介助者が松葉杖をついている状態では

対象者の歩行介助は難しいです

 


なんならその介助者自身が

介助して欲しいくらいですね😁

 


そのため③を行うために

さらに細かく分解すると

 


A.ヒトの身体の理解

B.自然な身体の動き

C.身体づくり

 


の3つが必要になってきます

 


A. ヒトの身体の理解

 


ヒトの身体は

どういうつくりになっているのか

です☝️

 


それぞれの骨は

どの方向の力に強くまた弱いのか

 


各関節はどの方向に動くのか

 


筋肉や筋肉群はどんな動きをするのか

 


それをふまえて

 


B. 自然な身体の動き

 


ヒトが動作を行う際の

自然な動きとはどういうものか

です☝️

 


(研修等ではここをじっくり考えます🤗)

 


例えば仰向けに寝ている状態で

腹筋だけに力を入れて上体を起こす方は

まずいらっしゃらないと思います😁

 


仮にそのまま起き上がるとしても

まず意識と視線を足下に向け

顎を引いて下を向く方が先ですね

 


ちょっと省略しますが

続いて腹筋に力を入れる際

その時の腹筋の動きは

頭と足を近づけるように縮みます

 


(細かく言えばもっと細かくなりますが

例えば他にも両手両脚は

身体の前面と後面では異なる動きをします😅)

 


その腹筋の動きを助けるためには

腹筋が縮まろうとする向きに

力を添える必要がありますね😊

 


ですので背中に手を添えて

下から上の力を入れてしまうと

腹筋の自然な動きとは違う力の向きに

なってしまいます

 


そもそも

そのまま上に起き上がる方は

あんまりいらっしゃらないですね💦

 


おそらく

一旦横向きになって起き上がる方が

多いんじゃないかなと思います😁

 


ではその際身体の各部は

どこがどんな動きをしているのか

 


それをサポートするには

どこにどんな力を添えればいいのか

 


を考える必要があります😊

 


よく言われる

立ち上がりの際は下から上に持ち上げる

のではないってやつですね🤗

 


それをひと言で言うと

「ヒトはどうやってその動きをしているのか」

です😊

 


C.身体づくり

 


これも介助者の身体を守るには

大切なことです☝️

 


今まで出会った看護師介護職員の多くの方は

マッサージや整骨院接骨院

針灸やカイロプラクティックなど

 


アフターケアをされている方が

多かったんです

 


それも大事なんですが

まずは

痛めない身体づくりも必要ですね😊

 


筋トレももちろん良いと思いますが

いたずらに筋肉だけを鍛えてしまうと

 


身体のバランスが崩れ

逆に身体を痛めてしまう危険性があります

 


ってイチローさんもおっしゃってました😁

 


普段の何気ない姿勢も

充分影響してきます

 


介護職員には勉強熱心な方も多く

研修や勉強会などで頭のトレーニン

をされていますので

 


同じように

身体のトレーニングもしたいところですね😊

 


こんなに長文を読んでくださった皆さま

ありがとうございます🙏

 


文章で出来るだけ表現してみようと

長々と投稿してみましたが

 


その分足りないことや

「それは違うぞ」

ということもあるかもしれません

 


そこから皆さまが

ご自身の心と身体を守る

何かのきっかけになれれば幸いです

 


ご自身の安全を守ることで

対象者に適切な介助を行い

 


対象者の自立支援を促せるように

介護職員自身が輝いて働けるように

 


自分自身のQOLの向上を

求めていきませんか🤗