介護教員北村圭吾の介護ブログ

介護の現場から介護教員へ転身。介護について介護職と介護職以外の方みんなで考えるブログ

介護士?介護職?

言葉遣いシリーズ
今回取り上げるのは

介護士

嬉しいことに最近
「介護業界を盛り上げよう」
「介護の素晴らしさを広げよう」

といった活動が盛んに行われており

特に20代を中心とした若い力が
SNSを活用し活躍しています

SNSの影響力は大きく

年齢や性別
地域を問わず様々な方と
より広い世界で繋がることが出来る
便利なツールですが

反面
適切なものも不適切なものも混在し
すぐに広まってしまいます

皆さんにお伺いします

介護士

とは
誰のことを指すのでしょうか?

インターネット上では
「介護の仕事をする者」
として使われることが多く見受けられます

介護に関する資格も数多くあり
その中に

「レクリエーション介護士
「スマート介護士

といったものがあるために
介護士
という使い方をされている方も
いらっしゃるかもしれません

それぞれ資格の名称として使われているので
こちらは正しい表記になりますが

介護士

というのは俗称であり正式名称ではない
とされています

以前
介護福祉士
のところでも触れましたが

今現在正しいとされている表現は
教科書を含む様々な書籍や
公の文書において

職種は
「介護職」

その職に就いているものは
「介護職員」

と表記されており
自分もその表現を用いています

(「介護福祉士」は資格の名称ですね)

 


実のところ
呼び方自体はどちらでも構わないと思います

重要なのは
正しい表現は何とされているか?
だと思います

専門職である介護職員が
自分のことを正しく表現していること
が重要なのだと思います

時代は流れ
「正しいもの」は変わっていきます

今の時代に自分のことを
「スチュワーデス」「スッチー」
と呼ぶ客室乗務員の方はいません

「看護婦」
と呼ぶ看護師の方もどんどん減ってきています

「保母さん」
ではなく保育士になりました


介護職がどれだけ価値のある仕事なのか
どれだけ素晴らしい仕事をしているのか

正しい評価をされるためのきっかけとして
時代とともに自分たちも変化し続け

「今」正しいとされている言葉を
遣いませんか?