介護教員北村圭吾の介護ブログ

介護の現場から介護教員へ転身。介護について介護職と介護職以外の方みんなで考えるブログ

介護の専門職としての言葉遣い ~「認知」~

現場時代から言い続けてきたこと
「言葉は正しく遣って下さい」

 

何も「常に敬語で話しをしなさい」ということではなく
正しく言葉を遣うということです

 

今回はその中からひとつ
「認知」

 

残念ながら未だにおられます
「あの人認知やから」
「だいぶ認知進んだな」
という会話をする介護職

 

仮にその会話が正しいとするなら
歩行の際にフラつきがある方のことを
「あの人歩行やから」
「だいぶ歩行進んだな」
となります

 

意味が変わってきますし通じないですね

 

正しくは「認知症」です
「あの人には認知症がある」
認知症が進行した」

という遣い方です

 

 

介護職は介護の専門家です
専門家とは難しい専門用語を使う人でも新たな略語を作り出す人でもありません

 

正しい言葉を正しく遣い
難しい略語や専門用語を分かりやすく説明できる人です

 

介護職以外の方から見たら
間違った言葉遣いをしている介護職がどういう風に見えるでしょう
専門職としてプロとして尊敬出来るでしょうか

 

専門職である以上

正しい言葉を正しく「遣い」ませんか

 

 

2019.9.4